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2022年10月12日水曜日

日本人は植民地支配と戦争に関して「加害者意識」が低いものだから…

 『古事記』を利用してアジア征服を狙った日本…

大日本帝国時代の日本は『古事記』は現実だと国民に思い込ませて、これを利用してアジア征服を狙っていた。「天皇は神の子孫なのだから日本は偉い、だからアジアを支配してもいいのだ」と勝手に思い込んで…。

だが、今の日本人には「古事記を利用してアジア征服しようとした日本人の子孫だ」という加害者意識はあまり無いと思う。

『ライドウ対超力兵団』のシナリオでは『古事記』を利用したことを反省しているようには思えない…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の世界観とシナリオでは『古事記』の天孫降臨、神武東征などが現実のものとして描かれ、なおかつ主人公のライドウは「天皇と大日本帝国の首都を守護する」立場である。

このゲームは「古事記を利用してアジア侵略を目論んだ日本人の子孫」が作ったものであるが、製作者にはその自覚があるようには思えない。だから第拾話で鳴海に「過去のことは今の俺たちには関係無い」と言わせてしまったのだろう。

『超力兵団(Soulless Army)』は、間違いなく日本以外のアジアからは反発を買うであろうから、アトラスとしても今では復活はさせられないのだと信じているけど…。でもその「反発を買う理由」を正しく理解しているとは思っていない。単純に「大正ロマンものは韓国では嫌われるから」程度にしか思っていないのかも知れない。大正ロマンが嫌われがちなのも、日本がかつて犯した罪のせいではあるけど。

2022年3月16日水曜日

「日本はアジア解放のために戦争をした」という右翼の言説が『超力兵団』の世界では現実になっていそうなのが危ういんだよ…

「日本はアジアを解放するために戦争をした」という歴史修正


右翼やネトウヨの歴史観では「大日本帝国は侵略戦争などしていない、自衛戦争かアジア解放のための戦争しかしていない」ことになっているらしい。無論これはただの歴史修正であり、実際の日本は「天皇の名の下に」侵略戦争を繰り返していた。目的は「天皇を父とし、世界を一つの家にする『八紘一宇』」達成のためだった。「天皇は神なのだから、アジアを支配していいのだ」というフィクションに憑りつかれた末の傲慢さ…。

『超力兵団』の歴史観はヤタガラスに都合のいいものだから…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の世界観では「天孫降臨」も「神武東征」も現実になっている。つまり天皇は本当に「神」になってしまう。そしてこのゲームの歴史観は、国家と大正天皇守護の右翼組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)にとって都合のいいものになっているので、「日本はアジア解放のために戦争をしていた」という右翼の言説ですら、もしかしたら現実になっている可能性はあるわけだが…。少なくとも、天皇崇拝思想を持つに違いないヤタガラスの中ではそうなっているはず。そのヤタガラスの味方をするのは、「日本は侵略などしていない、アジア解放のための戦争をしているのだ」という言説を支持することと同じだ。やはりこのゲームは右翼好みの「天皇ファンタジー」に溢れており、右傾化する今のご時世では危う過ぎる…。

2022年1月14日金曜日

「世界に誇る皇室」…? 差別制度を世界に誇ってどうする?

右翼と保守の常套句


右翼と保守の常套句として「世界に誇る皇室」というのがあるが、天皇制は身分差別制度で女性差別なども包括しているのに、それを「世界に誇って」どうするよ…、と思う。むしろ世界の恥では無いのか? 外国人もつられて「皇室は素晴らしい!」とか言ってたりするけど…、天皇制の本質を知ればそんなことは言えないはずなのに…。ただのサービストーク?

そしてヤタガラスもまた…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)に出てくる天皇守護組織・超國家機関ヤタガラスもまた、「皇室は世界に誇るもの」と思っているに違いない。そのような考えでなければ、第七話で大正天皇としか思えない人物を救えとは言わないはずだから。
このゲーム自体が、実は「皇室と天皇制は世界に誇るもの」ということをアピールするために作られた、と考えても別におかしくは無かろう。そうでければ「トホカミエミタメ」なんて「天皇が唱えるとされる祝詞」が出てくるはずも無いし(最終話参照)。

2021年12月8日水曜日

真珠湾攻撃はこのゲームでは描かれないが、将来確実に起きるし、「当時は無謀とは思われていなかった戦争」へと突入するのだよ…

真珠湾攻撃から80年…


今日は真珠湾攻撃から80年ということだ。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の未来を垣間見れるラストダンジョン(以下ラスダン)ではこれは描かれないにせよ、東京大空襲や原爆投下の描写がある以上、真珠湾攻撃も確実に発生するのだし、その責任は天皇守護組織「超國家機関ヤタガラス」、及び配下のライドウにもあるのだ。

無謀な戦争? 当時はそう思ってなかったのでは…?

後世では、「アメリカに勝てもしないのに日本は無謀な戦争をした」とよく言うけど、当時の日本ではそうは思われてなかったのでは無かろうか。「日露戦争や日清戦争に勝てたのだから、アメリカにも勝てる」と思い込んだ人々も多かったことであろう。
そして『超力兵団(Soulless Army)』の世界は、史実の戦前日本より科学力が高い設定になっているようなので、このゲームの世界ではその「日本はアメリカにも勝てる」という思い込みが現実となっていた可能性もあるのだ。まあ、ラスダンの描写を見る限りではそれは無かったのだろう。
ただ、製作者は初めはそういう「高い科学力のお陰で日本がアメリカに勝った」ことをラスダンで描くつもりで「史実の日本より科学力が高い」設定にしたのでは…、という可能性はある。ミリオタにはありがちな妄想。でもさすがに「そのような未来描写にすると、若者の歴史観を歪める恐れがある」として、実際のゲームでは破棄したのかも知れない。

2021年9月9日木曜日

マスコミが嫌韓・嫌中・反北朝鮮言説を垂れ流す時代には『ライドウ(Raidou)』シリーズは復活させるべきでは無いのだ…

嫌韓・嫌中・反北朝鮮を煽るマスメディア…


近年は、別に右翼媒体では無い一般マスコミでさえも「中韓は反日」だの「北朝鮮は日本を狙っている悪の帝国」だのと嫌韓・嫌中・反北朝鮮言説を垂れ流し、韓国ヘイト・中国ヘイト・北朝鮮ヘイトを煽るような時代である。嫌韓・嫌中・反北朝鮮思想に染まっているのは何も「右翼やネトウヨだけでは無い」時代…。
そんな右傾化した時代に『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)というゲームを復活させてはならない。何度でも書くが、これははっきり言えば「軍の大元帥である大正天皇や、侵略国家・大日本帝国を救う右翼ゲーム」だから、今の日本には相応しくない。右傾化している時代には相応しいように見えて「相応しくない」とは、どういう意味か? それは…。

「韓国ヘイト・中国ヘイトを煽るゲーム」になる恐れがある

そう、右傾化した今の時代では、このゲームに触発されて「韓国ヘイト・中国ヘイトを始めるゲーマーが出てくる可能性」が、2006年と比較すると高くなっているのが問題なのだ。
特に右翼媒体には触れないノンポリの一般人であっても、一般マスコミが嫌韓・嫌中・反北朝鮮言説を振りまくものだから、「北朝鮮は怖い、経済制裁は当然だ、北朝鮮と繋がっているらしい朝鮮学校は無償化しなくていい、反日の中韓とはもう断絶した方がいいのかも」なんて考えている可能性がある。つまり右翼でなくても今の人たちは「ややウヨっているのがデフォルト」になっているとしか考えられない。無論、日本の右傾化に反発する人々も居るわけだが、それは少数派だろう。
万一このゲームを復活させた場合、その「ややウヨった人たち」及び「バカウヨ」どもに「刺さる」可能性が高い。そして「天皇にまつろわぬ神を倒し、天皇と大日本帝国を護るライドウは素晴らしい。やはり大日本帝国と天皇は偉大だ。彼を見習って天皇嫌いの『反日』日本人と在日を排除しよう。そして次は、ライドウが中韓を滅ぼすようなゲームを作るべきだ」などと、あからさまな中韓ヘイト言説を垂れ流す者も現れそうだ。私はそれを懸念しているからこそ、ライドウは好きだが『超力兵団(Soulless Army)』及び続編、『ライドウ』シリーズ復活に反対し続ける。

2021年9月8日水曜日

「過去のことは今の人間には関係無い」って言うなら、空襲と原爆のことも忘れてみろ! それが出来ないならば「昔の侵略戦争や植民地支配のことは忘れろ」などと中韓に言う資格は無い!

昔のことは今の人間には関係無いって? 関係あるだろう…


ネトウヨ・バカウヨ連中は中韓の人に対してよく「かつての日本が中韓を侵略して植民地にしたことなど今のお前たちには関係無いだろう」と言うが、これこそが大きな過ちなんだよ。この言葉は『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の第拾話で鳴海が言うセリフとそっくりである。
繰り返すが鳴海は第拾話で、天津神の子孫・神武天皇に日本から追放され日本を憎む神・スクナヒコナに対して「…馬鹿な、何千年もの昔の恨みなんて、今の俺たちには関係ねぇだろ!」と言い放ってしまうのである。
そもそも、過去の歴史は今と繋がっているのだから、今の中韓の人にもかつて日本がやった侵略戦争のこと、植民地支配のことは関係がある。日本の侵略と植民地支配(日本は中韓に侵略し文化を根こそぎ奪おうとしたのだ)によって、その後の中韓の歴史は大きく変わったからだ。もし日本の侵略が無かったら、今の中韓の姿もまた違ったものになっていただろう。もしかしたら朝鮮戦争も起きず、韓国と北朝鮮に分断されることも無かったかも知れない。そして今の日本人には直接の加害責任は無いとしても、「中韓に加害した者たち」の子孫であることは事実だし、それが今の日本にも影響を及ぼしている。

それを言うなら空襲と原爆のことも過去のことだから、今の日本人には関係無いことになるよな?

バカウヨどもは、中韓に対しては「昔のことは忘れろ」と言うが、逆に日本が空襲や原爆投下に見舞われたことについてはしつこく「アメリカが悪い」と責め立てる…。これはダブルスタンダードだ。「今の人間には昔のことは関係無い」なら、「空襲や原爆のことも今の日本人には関係無い」ことになるのだがねぇ? しかも原爆投下に至った原因は「昭和天皇がなかなか戦争を終わらせなかったこと」なのにね。アメリカだけが悪いのでは無かろう。
本気で中韓に対して「昔のことは忘れろ」と言うならば、まず自分自身が「空襲と原爆のこと」を一切忘れてアメリカを責めるのを止めるべきだな! それが出来ないならば中韓に対して「昔のことは今のお前たちには関係無いから忘れろ」と言う資格は無い!
結局、バカウヨには「日本の加害史は忘れたい、しかし被害史は忘れたくない」という思いしか無いのだ。侵略の被害者であるスクナヒコナに「…馬鹿な、何千年もの昔の恨みなんて、今の俺たちには関係ねぇだろ!」としか言えない鳴海もそのタイプであろう。そんな男が、まだ未成年のライドウを保護するのは好ましいことでは無い。

2021年9月7日火曜日

鳴海に育てられるとライドウは右翼化しそうだから心配だなぁ…。まあヤタガラスに仕えている時点で右翼なんだけど…

鳴海から悪い影響を受けそうだから心配だ…


昨日の記事。


ここから引用する。
ネットを見ていると、「明らかにバカウヨとしか思えない親が、子どもを歴史修正主義・嫌韓・嫌中のバカウヨに育てようとしている」ケースが時折見られる。

そう、明らかにバカウヨの親が子どもをバカウヨにしている例がある。

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の第拾話で、主人公・ライドウの上司である探偵の「鳴海」は、敵の「スクナヒコナ」(かつて日本に侵略してきた神武天皇に追放された神。日本への復讐心を持つ)に対して「…馬鹿な、何千年もの昔の恨みなんて、今の俺たちには関係ねぇだろ!」などと、まるで嫌韓・嫌中のネトウヨみたいなセリフを言うわけだが、鳴海に保護されているライドウには悪影響があると思う。侵略の被害者に対してこのように言い放つ鳴海を見たライドウは、将来右翼化しそうだ…。まあ、天皇守護の超國家機関ヤタガラスに仕えている時点で実質的には右翼なのだが。

敗戦後「昔の日本がやったことは戦後生まれの日本人には関係無い…」と言い出しそう

このゲームの未来で日本が戦争に負けた後、鳴海やライドウはどこへ行くのだろうな。もしかすると戦時中は二人とも召集されて戦地で人殺しをしたのかも知れない。無事に日本に帰ったとして、探偵業を続けているとは限らない。筑土町も焼き払われている可能性があるから。私は、敗戦後はライドウはデビルサマナーを辞めると考えているが、鳴海も探偵を辞めているかも知れない。
そしてさらに未来、戦争のことが忘れ去られようとしている頃、ライドウと鳴海はあの戦争のことをどのように考えるのか。もしかすると「確かに我々は戦争で他の国に酷いことをしたかも知れないが、それは戦後に生まれた日本人には関係無いことだ…」とか、「いや、日本のやった戦争は正しかったのだ」と言う可能性はある。鳴海の第拾話でのセリフを見れば、そのような予測は成り立つ。

2021年9月4日土曜日

「天皇守護組織が味方で何が悪い?」とか言う奴は、天皇制の問題と日本の近現代史をきちんと勉強しろよ…。天皇制の差別性も、日本の戦争も、天皇の戦争責任問題も何ひとつ学んでこなかったのだろう?

「天皇守護のヤタガラスが味方で何が悪い?」としか考えられない奴が多数派なのだろうけど…


私が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)で「超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)という大正天皇守護組織が味方なのは問題だ」と言っても、「マウントを取りたいだけ」とか「それの何が悪い?」としか言わない奴らって本当に何様のつもりだよ…。ふざけるんじゃねぇよ。私がヤタガラスを批判しこのゲームの復活を阻止しようとしているのは、嫌韓・嫌中と歴史修正主義が蔓延り右傾化する今の日本を憂えているからだよ…。

まず歴史を勉強せよ。ただし歴史修正本は読むな!

まず、天皇制は身分差別制度であり、日本に住む私たちは「天皇と皇族より下の身分とされている」現実を知るべきだよ。天皇制があるから、様々な差別が無くならないんだよ。
そして、かつての日本は「天皇の名の下に」侵略戦争と植民地支配を繰り返した事実と、昭和天皇(大正天皇の息子)の戦争責任問題をきちんと勉強しろ。ただし「日本は植民地にいいことをした、侵略戦争では無かった」などという歴史修正本は読むなよ…。今はそれらの本ばかり目立つように書店に置かれているのは問題だ。
天皇制の問題点や、日本の近現代史を勉強すれば、『超力兵団(Soulless Army)』で大正天皇守護のヤタガラスを味方とすることの問題点も分かるだろう? ヤタガラスが味方なのは、差別制度を支持することと、天皇の名の下に行われる侵略戦争と植民地支配に加担することになるから問題なのだ。
私はたとえゲームであっても、「差別制度と侵略戦争、植民地支配に加担する主人公が出てくる」内容のものは許すことが出来ない。ライドウは好きだけど。

2021年9月3日金曜日

「このゲームの大正天皇は植民地を手放している」なんて説は通用しないよ。「偉大なる」明治天皇より受け継いだ植民地を、大正天皇が手放すはず無いだろう

この時代の日本は当然、台湾と韓国を植民地支配していた…


『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の舞台は1931年の大日本帝国であるが、元号は架空の「大正20年」となっている(史実だと「昭和6年」)。つまり、大正天皇が1931年になっても存命という設定だ(史実では1926年に死去)。
1931年だと、日本は台湾と韓国(朝鮮)を「天皇の名の下に」植民地支配していた。これは明治時代から続いており、日本の敗戦まで続いた。日本政府は植民地の人々から搾取を行い、それによって日本は発展したのだ。
このゲームで大正天皇と国体を守護している味方組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)は、当然その植民地支配にも関与していることになる。ゲーム上ではそんな描写は無くても、第七話で「天皇を救うようにヤタガラスに強要される」イベントを見れば、「ヤタガラスは天皇を護っているのだから、天皇の名の下に行われる植民地支配に反対するようなことは決して無い」と分かるはずだ。
なので、このゲームは「天皇の名の下に行われた植民地支配を正当化するような内容だ」と私は思っている。

「このゲームでは大正天皇は植民地を手放している」なんて都合の良い説が通用するはずは無い…

しかし、こういう話をすると「きっとこのゲーム上の日本では、大正天皇自ら植民地を手放しているのだから、ヤタガラスが植民地支配に関与しているわけない!」と言い出す者も現れるだろうが、そんな都合のいい説は通用しないよ。
大正天皇は、父である明治天皇から植民地を受け継いでいる。明治天皇は当時非常に尊敬されていた人物だ。その「誇り高き父より譲られた植民地」を、大正天皇が手放してしまうことは決して無いだろう。
もしもこのゲーム上の日本で、大正天皇が植民地を手放していたとしたら、植民地からの搾取が一切無くなるので、帝都は発展せず荒れ果てていたに違いないし、軍備も史実よりショボくなるので「超力戦艦ヤソマガツ」のような巨大戦艦(ロボットに変形する。元は海軍が捨てた戦艦らしい)も作れなかっただろう。
また、筑土町に居るNPC(軍人)と話すと、「我々の外国攻略の恩恵があってこそ、貴様らの平穏があるのではないか?」と言うことがある。ここで言う「外国」とは多分アジア圏のことだろう。これは「日本が起こした侵略戦争のこと」と、「日本は侵略の末に植民地にした国から徹底的に搾取し恩恵を受けていること」を現しているのだと思っている。そう考えれば、このゲーム上の1931年の日本でも、台湾と韓国からの搾取は続いているとしか思えないだろう。

2021年9月2日木曜日

「大正天皇をシナリオに深く関与させよう」とした時点で「右翼・左翼両方に配慮する」ことはほぼ不可能だから、最初から天皇は出すべきじゃなかったんだよ…

第七話のどこが問題かって? 大正天皇を救えと強要されることだよ…


何度も書いているが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の第七話は「敵に呪われて床に臥せっている、大正天皇としか思えない『やんごとなき身分の重要な御方』を救うように強要される」ストーリーだ。
これのどこが問題かって? 「反天皇制の人の怒りを買うこと」、この一言に尽きるだろう。

右翼左翼両方に配慮することはほとんど不可能だよ…、天皇をシナリオに絡ませた時点で…

このゲームのストーリーは、全体的に「右翼や天皇好きには配慮しているが、反天皇制の人には全く配慮していない」のは明らかである。第七話以外でも「天皇に逆らう者たちを倒す」イベントがあるからだ。
そもそも、大正天皇その人(ゲーム上では天皇とは言わずにぼかしているが)をシナリオに深く絡ませてしまったこと自体が問題だよ。天皇をゲームのストーリーに深く関与させた時点で「右翼・左翼両方に配慮する」ことはほぼ不可能だからだ。
大河ドラマや歴史もの小説などでは近代の天皇(明治から昭和まで)が出てくるものがあり、これらも天皇の描き方によっては右翼か左翼の怒りを買うことがある。両方に配慮するとなると、「天皇は出すとしてもストーリーには深く関わらないようにすること」ぐらいしか無いだろう。天皇を「主人公が護るべき人」として描くと左翼の怒りを買いやすく、「主人公が天皇を倒す話」は右翼の怒りを買ってしまう。
そう考えると、やはりこのゲームを作る時に「大正天皇の存在を深く関与させたシナリオを作ろう」と考えた時点で手遅れだった、としか言えない。天皇をゲームのシナリオに深く関与させるとなると、「右翼を怒らせないように天皇を護る話にする(その代わり左翼の怒りを買う)」(このゲームの話はこちら)か、「左翼を怒らせないように天皇を倒す話にする(その代わり右翼の怒りを買う)」のどちらかを選ぶしかない。また、シナリオ分岐でどちらでも可能にすると、右翼・左翼両方の怒りを買ってしまう…。両者を怒らせないシナリオを作ることはほぼ不可能だ。
なので、やはり「大正天皇を出すのは最初から止めておけば良かったのに…」というのが私が出した結論である。

2021年9月1日水曜日

韓国人のことを「しつこく謝罪を要求する人たち」とか言う日本人の方が問題なんだよ。謝罪しなければならないことを繰り返してきた日本人の責任だよ

韓国人のことを「しつこく謝罪を要求してくる厄介な人種だ」と蔑む日本人の方が余程厄介者だよ…


日本のバカウヨにとっては、韓国人は「日本に対して何かとしつこく謝罪を要求してくる厄介な人種」となっているらしい。

韓国が日本に謝罪を求めるのは大抵は正当なことであり、そもそも「かつて日本が韓国を植民地支配したこと」や、「徴用工問題」、「日本軍『慰安婦(性奴隷)』制度」などの清算が出来ず、謝罪や補償もせず、「靖国参拝」(戦争賛美神社への参拝)などの問題行動を繰り返す日本政府自身に問題があるのだが。政府自身が歴史修正主義に走っているのも問題だよ。そしてそんな政府に同調する右翼、バカウヨたち自身にも問題があると早く気付くべきだ。

第拾話の鳴海のセリフはまさにそれだよ…

以前も書いたけど、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の第拾話で、主人公・ライドウの上司である探偵の男「鳴海」が、敵ボスである「国津神・スクナヒコナ(ゲーム上では「神武天皇の大和統一による被害者」となっており、天津の子孫である日本人を恨んでいる)」に対して「…馬鹿な、何千年もの昔の恨みなんて、今の俺たちには関係ねぇだろ!」と言うのだが、これは非常に問題があることは何度でも言っておこう。
このセリフは、日本のバカウヨが韓国人を「しつこく謝罪を要求してくる厄介な人種だ」と蔑むことと大して変わりは無い。「スクナヒコナは、直接的には何もしていない今の日本人にしつこく謝罪を要求してくる厄介な神だ」と言っているのと実質的には同じことだからだ。
別のブログでも書いたが、やはり第拾話で鳴海はスクナヒコナに土下座して謝るべきだったんだよ。「我々の遠い祖先が、あなた方国津神を大和から追放してすまなかった」と。未成年のライドウを預かる大人としてはそうするのが当然だろう。その方がライドウにとって良い手本になる。でも、あのセリフじゃあねぇ…。ライドウに悪い影響を及ぼしかねないので心配なんだよ…。


2021年8月28日土曜日

第七話のあらすじに「我々に超過勤務手当て頂戴」と書いてあるがその程度で済む話かよ? それどころじゃなくて天皇を救えば将来戦争が始まるのに…

第七話は間違いなく「大正天皇を救う」話だ。儀式の名前が「大祓い」だから分かるだろう


何度も言っているけど、どんなに誤魔化しても『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の第七話が「呪いにかかった大正天皇を命がけで救えと超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)に命じられる話」だという事実は揺るがないよ。ゲーム上では天皇とは言っていなくても。その証拠の一つとして、「ヤタガラスの使者のセリフに『大祓い』という儀式の名前が出てくること」がある。

本来は「大祓」(おおはらえ、おおはらい)と書くが、これは穢れを祓う神道儀式であり、神社で行われるものだが、宮中でも行われる儀式である。第七話で宮中儀式の名が出てくるだけでも「この人物は大正天皇では無いのか?」と分かってしまう人も居るはずである。

「超過勤務手当て」だけで済む話では無かろう…。人生を返せ、未来を返せと言うべきだ

第七話が終了した後、鳴海探偵社で第七話のあらすじ(鳴海が執筆したことになっている)を見ると最後に「我々に超過勤務手当て頂戴」とある。これは前も言ったが、第七話の序盤でヤタガラスの関係者である海軍の人間によって鳴海が怪我をさせられて、いわば「天皇を救うための人質とされた」ことと関係がある。しかし超過勤務手当てだけで済む話なのか? いや、それどころでは無い。鳴海のみならずライドウもまたこの件でヤタガラスにより酷く傷つけられたのだから、人生そのものを返せと言うべきだろう。
さらに問題なのは、天皇を救って天皇家を存続させれば、後に起こる日中戦争も、アジア・太平洋戦争も避けることが不可能になる点だ。大正天皇は軍の大元帥なのだし(ゲームでは海軍のみとされているがいずれは陸軍も指揮するようになるかも)、いずれ昭和天皇になっても変わりはしない。ヤタガラスは天皇を守護している組織だから、代替わりしても天皇守護は続けるだろうし、天皇が始める戦争(聖戦)に反対するはずが無い。
戦争になれば、鳴海もライドウも空襲により命の危機に晒されるし、「赤紙」によって二人とも召集されるかも知れない(鳴海は元陸軍関係者らしいが)。もし二人とも「聖戦」によって死んでしまったとしたら、それもすべてヤタガラスの責任になるのだ。例えそんな事態になろうとも、ヤタガラス関係者は一切責任を取らないだろうけど。本質は「天皇と国体さえ護れればいい」という組織なので。そう考えれば「超過勤務手当て」どころで済む話じゃないって分かるのではないか?

2021年8月27日金曜日

昭和天皇の側近であった軍人・阿南惟幾は切腹して裁きを免れたのだが、もしヤタガラスに「天皇陛下にお詫びするために自刃しろ」と命じられたらどうするのだ?

阿南惟幾は自刃したため裁かれなかったが…


2015年の映画『日本のいちばん長い日』(原田眞人監督、半藤一利原作)でも描かれているが、昭和天皇の側近であった軍人・阿南惟幾は終戦当日に切腹して死亡したため、東京裁判で裁かれることは無かった。もし自刃していなかったら、彼も囚われて裁かれ死刑になっていたかも知れない。彼が自刃したのは「天皇にお詫びするため」だろう。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の世界でも阿南惟幾はきっと存在するだろうけど、やはり終戦当日に切腹するのだろうか。

もしヤタガラスの上層部から自刃を命じられたらどうする?

『超力兵団(Soulless Army)』の主人公・ライドウの味方をするのは大正天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)なのだが、このゲーム上の将来でも確実に「昭和天皇」が即位する日が来るだろう(ゲーム上では大正時代が延ばされているが)。そして天皇が代替わりしてもなお天皇守護を続け、「聖戦」(天皇の戦争)を支持することになろう。
そして日本が戦争に負けたらどうなるのだろう。もしかしたら、ヤタガラスに関わった者には「天皇陛下にお詫びするため、全員自刃しろ」と、上層部より命令が下る可能性はある(その後上層部の者も自刃するかも知れない)。無論、ライドウでさえも例外では無い。万一そんな事態になったら、ライドウはどうするのか? 命令に従うか、あえて逆らって生き延び、ヤタガラスを抜け出すのか…。

2021年8月26日木曜日

「平和の少女像設置」や「天皇の写真を燃やすこと」は右翼によると「日本人を傷つけるもの」らしいが、こう言う奴らには「天皇を救う話は反天皇制の人や在日の人を傷つける」という主張は理解出来ないのだろう…

「表現の不自由展」で…


一頃「表現の不自由展」という展示会が話題になっていた。「平和の少女像」を展示したり、「昭和天皇の肖像を燃やすパフォーマンス」などが右翼の怒りを買ったらしく、右翼からの脅し・妨害のため、会場によっては中止せざるを得なかったようだ。
右翼にとっては、日本軍「慰安婦(性奴隷)」制度を象徴する「平和の少女像を展示すること」や、「天皇の写真を燃やすこと」は「日本人を傷つけるもの」であるらしいが、さっぱり理解出来ない。かつて日本軍「慰安婦(性奴隷)」制度があっことを忘れぬための像のどこが日本人を傷つけるのだ? 昭和天皇は戦犯なのだから、肖像が燃やされても当然だろう(本当はそれだけでは済まなかったはずなのに…)。

「このゲームは反天皇制の人を傷つける」という抗議は受け付けないのか?

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)は、端的に言えば「大正天皇守護組織・超國家機関ヤタガラスの命令で天皇を救ったり、天皇に歯向かう輩を倒して国体を保持する」のが目的のゲームだ。このゲーム内容は、「反天皇制の人や、在日の人、中韓の人を傷つけるものである」と私は思っているが、どうせ右翼には理解出来ないだろう。
「天皇好きな日本人を傷つけるから止めろ」という抗議には簡単に屈してしまう者は多いのに、なぜ「反天皇制の人を傷つけるから止めろ」という抗議はなかなか受け付けてくれないのだろうか。「右翼の抗議は怖いが、反天皇制の人や左翼の抗議は大したことは無い」とでも思っているのか?

2021年8月21日土曜日

ヤタガラスの掲げる「正義」は隣国を苦しめるものだ! そしてライドウには、「自分は隣国から見れば敵なのだ」という自覚を持たせるべきだ!

ヤタガラスの掲げる正義は隣国を苦しめるものだった…


日本のRPGにおいては「正義の味方の主人公が悪を倒す」という「勧善懲悪」ものが主流である。スクウェア・エニックスから発売されている代表的な日本のRPG『ドラゴンクエスト(DragonQuest)』や『ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)』にしても基本はそうだ。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)も、結局のところは「天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)に仕える正義の味方であるライドウ(Raidou)が、帝都に仇名す者を倒して平和を取り戻す勧善懲悪もの」であるが、問題はこのゲームにおける「正義」が、実は「日本の隣国を苦しめるもの」だという事実である。

ライドウには、「隣国から見れば自分は敵だ」という自覚を持たせるべき

このゲームの時代は1931年(元号は架空の「大正二十年」となっている)だが、この頃の大日本帝国は「八紘一宇達成のために」韓国や台湾を植民地支配していた。八紘一宇とは平たく言えば「天皇の名の下に全世界を一つの『家』として治める」こと。
そう考えれば、ヤタガラスに仕えるライドウは「日本から見れば帝都を護る正義の味方」であっても、韓国や台湾から見れば「八紘一宇の名の下に我が国を踏みにじる敵」となるのは明白であろう。しかしゲーム上ではそのような描写は一切出てこない。ラスボスの一人「伽耶に憑きし者」でさえもそのようなことは口にしない。
このような描写を入れると、「日本は隣国を侵略などしていない」と歴史を捏造する右翼やバカウヨに抗議されたり、隣国を苦しめている罪悪感からゲームを続けることが出来なくなるプレイヤーも出てくるかも知れないから、あえて描かなかったのか。しかし、私としてはライドウに「自分は日本では正義の味方でも、隣国の人が見れば敵だったのだ」という自覚を持たせるような展開を入れるべきだったと考えている。
例えば、在日韓国人(朝鮮人)の住人と帝都のどこかで出会って、「私の祖国は今、天皇の名の下に日本に支配されている…、あなたはどう思うか?」と言われるとか、ライドウの正体が「天皇守護組織に仕えるデビルサマナー」だと知っている在日韓国人から「天皇守護組織のために働く貴方も、隣国の植民地支配に加担しているのだよ…」と言われる、など。
このゲームの原点と言える『真・女神転生(Shin Megami Tensei)』(スーパーファミコン他)では必ずしも「ロウ(Law)」サイドが善、「カオス(chaos)」サイドが悪とは決まっておらず、プレイヤーが決めることであるが、なぜこの『超力兵団(Soulless Army)』ではプレイヤー自身が「何が正義か」を判断することが出来ないのか…。多分、天皇守護のヤタガラスに逆らえるような展開も入れると、天皇崇拝の右翼から襲撃されるとでも思ったのだろう。

2021年8月20日金曜日

「中韓の反日(抗日)勢力のせいで日本に嫌韓・嫌中が増えた!」という言説は日本に都合のいいように捻じ曲げた説に過ぎない。実際は「日本人は昔から中韓の人を蔑視していた」だけだよ!

 

(※画像は筆者のコレクションより。イメージです)

「嫌韓・嫌中が増えたのは中韓のせい」という説は嘘である

バカウヨがよく「日本に嫌韓・嫌中が増えたのは、中韓の人が歴史問題などで日本に反発することに嫌気が差しているからだ。嫌韓・嫌中は中韓の反日(抗日)勢力のせいだ」と言ったりする。かの故・大沼保昭(「女性のためのアジア平和国民基金」に関わったインテリ)氏もそのようなことを著書で書いていた。しかしこの説は間違っている。
実際は「大日本帝国時代に天皇を神とした頃から日本人は『日本がアジアで一番偉い』と思い込んで中韓の人を見下すようになり、その時から今に至るまで日本には嫌韓・嫌中が蔓延している。近年はネットが普及したため、それが顕著に表れるようになった」というのが正しい。そのくせ向こうの人に責任を押し付けるなよ…。そんなことではいつまで経っても日韓関係・日中関係は悪いままだ。

『超力兵団』の世界でもやはりそうなるだろうなぁ…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の世界(1931年の日本。元号は架空の「大正二十年」だが)だって、表向きには分からないだろうが「アジア蔑視」の空気はあるのだ。何せこの時代の日本は台湾と韓国を植民地として搾取し、韓国人も日本に大勢働きに来ていたが、日本人は在日の人たちを差別していたのだから。
「天皇が居るから日本はアジアで一番偉い。他のアジア圏の人は日本人に支配されて当然」というアジア蔑視の価値観が浸透した時代の日本では、大正天皇を守護し日本を護る味方組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)がどんな思想を持つのかは、表向きには言わなくても何となく分かるのではないか? 「天皇を守護する」時点で、その「天皇が居るから日本は偉い、日本がアジアを植民地支配するのは正しい」という思想を共有していることになってしまう。すなわちヤタガラスもまたアジア蔑視であろう。
「天皇と日本を護る」思想は、「抗日のアジア人とは対立する」わけだから、ヤタガラスの味方をするのは…、「アジア蔑視思想を共有すること」でもある…。ライドウはそれに気付いているのか?

2021年8月19日木曜日

明治もの、大正ものなどは警戒されやすいものだが、『葛葉ライドウ(Raidou Kuzunoha)』シリーズ(特に初代)だったらさらに…

明治もの、大正もの、昭和ものは現代ものよりも「警戒されやすい」もの…


アニメ、マンガ、ゲーム、ラノベ、ドラマなど何でもそうだが、「現代時代を舞台にしたもの」より「明治時代、大正時代、戦中までの昭和時代」を舞台としたものは、一般層からは警戒されたり、嫌煙されることが多い(朝ドラ、大河ドラマなどの例外もあるが)。話の内容はどうであれ、「大日本帝国時代の日本を舞台としたもの」は戦争や軍人、戦闘機といったものが出てくることも多く、ミリタリー系のものを嫌う人はまず手に取らないだろう。
また、作者にそのような意図は無いとしても「明治時代や大正時代を称賛するために作ったものだろう」と言われることもある。近年は政府が「明治礼賛」を推進しており、明治時代の悪いところを覆い隠そうとしているので、それに危機感のある人からはさらに警戒されやすい。

『超力兵団』は時代背景的にただでさえ警戒されやすいものなのに、そのゲーム内容もまた…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)は1931年の日本(元号は「昭和六年」ではなく「大正二十年」)を舞台としている、という設定だけでも一般層からは警戒されやすいのだが、さらにこのゲームの内容も問題だ。何度も言っておくが『超力兵団(Soulless Army)』は端的に言うと「大正天皇守護組織を味方として、天皇を救い天皇に逆らう者を倒して大日本帝国を危機から護る」ゲームである。
これが、政府が明治礼賛を推進し、自ら歴史修正主義に走り憲法改悪を目指し、北朝鮮を敵視し朝鮮学校を差別するようなこの日本に相応しいゲームと言えるか? 政府寄りの右翼っぽい人間が見れば「天皇に逆らう者を倒すこのゲームこそ、美しい日本には相応しい!」なんて言うのかも知れないが、「右翼だけを喜ばせ、中韓の人や天皇嫌いを怒らせるゲーム」は、やはりこの日本には相応しくない。だからこそ『ライドウ(Raidou)』シリーズ再生には反対している。

2021年8月18日水曜日

北朝鮮を敵視し、朝鮮学校も「反日教育をしている! 北朝鮮と繋がっている!」と攻撃し差別するような日本では、『ライドウ(Raidou)』シリーズは本来出してはいけないゲームだったのでは…

北朝鮮に対する経済制裁によって苦しんでいるのは市民なのだが…


日本政府はミサイル問題や拉致問題などでやたらと北朝鮮を敵視し、経済制裁を続けるが、それによって善良な市民が苦しめられていることは考えていないのだろう。北朝鮮は確かに怖い国かも知れないが、経済制裁ばかり続けて歩み寄ることすら出来ないのでは何も解決しない。
同時に、日本では朝鮮学校に対する差別が続いている。「高校の授業費無償化の対象に朝鮮学校を含めないのは差別」と訴えても退けるような国だ。
国が朝鮮学校を差別するのは「北朝鮮と繋がっている! 反日教育をしている!」と言いがかりを付けているから。北朝鮮と繋がっていて何が悪いというのか。歴史の事実を教えることのどこが「反日教育」なのか。

こんな国では『ライドウ』シリーズは「出すべきでは無かった」作品なのかも…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の敵将・宗像が第伍話で語る言葉を思い返してみよう。

「よいか、ライドウ、よく今の国家を考えてみよ。大多数の民衆は貧困にあえぎ、一部の権力者だけが富を得る。国家は次々と都合の良い政策を打ち出し、弱者を抑圧していく…。おかしいとは思わんか? 本来、国は弱者の味方となるもの。それがこの国では昔から違っていた…。天津の神々に、多くの者が討伐されていったという歴史があるのだ」

宗像のセリフは、ある意味では在日韓国人の言葉のようにも思われる。「天津の神々に、多くの者が討伐されていった」というのは、かつての日本が天皇の名の下に韓国を制圧し、植民地として韓国人たちを抑圧したことの暗喩にも聞こえる。
「国家は次々と都合の良い政策を打ち出し、弱者を抑圧していく…。おかしいとは思わんか? 本来、国は弱者の味方となるもの。それがこの国では昔から違っていた…」というのも、戦後、北朝鮮と朝鮮学校を敵視し在日韓国人差別を続ける日本国家のことのように思えてくる。
こんな民族差別の横行する日本では本来、端的に言えば「大正天皇守護組織を味方にして、天皇にまつろわぬ『反日勢力』を倒す」のがコンセプトの『超力兵団(Soulless Army)』は「出してはいけなかった作品」だったのではないか、と私は思っている。だからこそ『ライドウ(Raidou)』シリーズ再生には反対するしかない。
もしも、『超力兵団(Soulless Army)』が現代を舞台としたゲームだったしよう。そうすると「現代の天皇を守護している組織が味方で、日本を破滅から護ることが目的のゲーム」になるのかも知れないが、敵は「日本にミサイルを撃ち込もうとする北朝鮮のエージェントたち」だったりして…。さすがにこんなゲームは「北朝鮮や在日韓国人への差別を煽る恐れがある」として発売出来ないだろうが、本来の『超力兵団(Soulless Army)』のシナリオも良く考えればそんな話なんだけど。

2021年8月17日火曜日

「ナショナリズムを否定するな!」とか言っているバカウヨはただの「似非ナショナリスト」だよ…。そして『超力兵団』は「ナショナリズム肯定ゲーム」としか思えない…

「愛国者で何が悪い!」とか言ってるバカウヨは似非愛国者だよ…


バカウヨは「我こそは愛国者!」とか「愛国心を持って何が悪い! 反日が嫌いで何が悪い!」と言いたがる奴が多いが、はっきり言うとこいつらは似非愛国者だよ。「ナショナリズムを否定するな!」と言う割には韓国人と中国人の愛国心は否定するからね。「中韓の人の日本への反発(主に歴史問題に関すること)」は「中韓の人の愛国心から来るもの」とは思っていないらしい。

だいたい、真の愛国者なら過去の日本の悪いところをちゃんと認めて「二度と過ちは繰り返さない」と誓い、中韓の人とも仲良くするものだよ。歴史修正主義の言説を世界にばら撒き、「平和の少女像」を攻撃するバカウヨは日本の評判を下げるだけだ。そのくせ「日本スゴイ」とか思い込んでるのって本当にバカだなぁ、としか。

このゲームは「ナショナリズム否定ゲーム」では無く「肯定ゲーム」だとしか思えないが…

以前書いた記事。


この記事で『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)は「軍事社会や全体主義への警告だ、とする見方もあるだろうが、軍の大元帥だった天皇を守護している組織が味方である時点で台無しである」と書いたが、さらに言うと「このゲームはナショナリズム推奨ゲームでは無くナショナリズム否定ゲームである」とする向きもあるのかも知れない。しかし、このゲームの話はどう考えても「ナショナリズムを否定するようなシナリオ」では無いな。「天皇守護組織を味方として大正天皇を救い、天皇にまつろわぬ者を倒すシナリオ」のどこが「ナショナリズム否定ゲーム」なのだ? これでは「ナショナリズム推奨・肯定ゲーム」だろう。
『超力兵団(Soulless Army)』の第拾話で鳴海が「…宗像さんに悪魔がとりついていた、か…。一体、何があったんだろう。あの人はいつも国を想っていたのに…。この日本の為に…、という宗像さんの思い、それが悪魔に利用されたのだとしたら…。あまりに…、哀れじゃないか」と言うのだが、このセリフも「愛国心の行き過ぎを警告するもの」とはあまり思えない。私が思うに、むしろ「行き過ぎなければ国を想うのは大切なことだ」とでも言いたいのか? と。別に私は愛国心自体は否定しないが、行き過ぎると排他的になり、中韓の人などの差別に繋がる危険性があることは認識すべきだし、今の道徳教育で「郷土愛」の名の下に「愛国心」を子どもに教え込ませている事実も危惧しているのだ(今では「尖閣は日本の領土!」と学校で教えているらしいのも気がかりだ…)。


2021年8月16日月曜日

全国戦没者追悼式に今の天皇が出てきて「平和への思い」は言っても「自分の祖父が原因で大勢の人が殺された」とは言わない。ヤタガラス関係者は戦没者を追悼しないだろうが、ライドウは…?

全国戦没者追悼式で天皇が出てきたが…


昨日執り行われた「全国戦没者追悼式」で、天皇が出てきて「平和への思い」や「戦没者への追悼」を述べていたが、本心からそう言っているのかどうかは分からないね。「戦没者に哀悼の意を捧げる」程度のことしか言わず、彼の祖父・昭和天皇が原因で、大勢の人が殺されたことについては絶対に触れないからね。
本気で戦没者を追悼するならば、「我が祖父の言動により戦争が起こり、多くの人々が殺されたことを心よりお詫び申し上げる」ぐらいのことは言うべきだ。

ヤタガラスは絶対に戦没者を追悼しないだろう…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2)の天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)は、戦後は恐らく廃止されているだろうが(モデルが国家神道だし…)、戦後になってもヤタガラスに関わっていた者らは「我々が天皇を護ってきたことが原因で、多くの戦没者を出したことをお詫び申し上げる」とは絶対に言わないだろう。奴らは結局、「神聖な存在である天皇」さえ生き延びてくれればそれで良かったのだろうし。大日本帝国は滅んだけど。
そしてライドウは、戦後何を思うのだろうか。彼も多分戦争に行かされることになるだろうが、無事に生きて日本に帰ったとして、焦土と化した東京を見たら絶望するだろうな。鳴海探偵社だって無事かどうかは分からないし、鳴海や朝倉タヱだって生き残っているかどうかは分からない。もしかするとこう思うかも知れない。
「私は…、東京を護ることが使命だったはずなのに…。だが、ヤタガラスの命令で天皇を救った結果こうなってしまったのだ…! 『ヤタガラスに従うことが東京を護ること』では無かった。ヤタガラスを滅ぼしておけば、東京を空襲から護ることが出来たに違いないのに…!」
彼は、元ヤタガラス関係者が戦没者に詫びないとすれば、怒りを覚えるだろう。そして自ら全国戦没者追悼式に出席し、「私は東京と人を護るという使命を持って、ヤタガラスに仕えてきた。しかしその結果、東京が空襲により焦土と化し、沖縄戦も勃発し、原爆が二度も落ちて大勢の人間が殺され、日本が一度滅んでしまった。そのことを心よりお詫び申し上げる」と語るのか?