2021年9月9日木曜日

マスコミが嫌韓・嫌中・反北朝鮮言説を垂れ流す時代には『ライドウ(Raidou)』シリーズは復活させるべきでは無いのだ…

嫌韓・嫌中・反北朝鮮を煽るマスメディア…


近年は、別に右翼媒体では無い一般マスコミでさえも「中韓は反日」だの「北朝鮮は日本を狙っている悪の帝国」だのと嫌韓・嫌中・反北朝鮮言説を垂れ流し、韓国ヘイト・中国ヘイト・北朝鮮ヘイトを煽るような時代である。嫌韓・嫌中・反北朝鮮思想に染まっているのは何も「右翼やネトウヨだけでは無い」時代…。
そんな右傾化した時代に『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)というゲームを復活させてはならない。何度でも書くが、これははっきり言えば「軍の大元帥である大正天皇や、侵略国家・大日本帝国を救う右翼ゲーム」だから、今の日本には相応しくない。右傾化している時代には相応しいように見えて「相応しくない」とは、どういう意味か? それは…。

「韓国ヘイト・中国ヘイトを煽るゲーム」になる恐れがある

そう、右傾化した今の時代では、このゲームに触発されて「韓国ヘイト・中国ヘイトを始めるゲーマーが出てくる可能性」が、2006年と比較すると高くなっているのが問題なのだ。
特に右翼媒体には触れないノンポリの一般人であっても、一般マスコミが嫌韓・嫌中・反北朝鮮言説を振りまくものだから、「北朝鮮は怖い、経済制裁は当然だ、北朝鮮と繋がっているらしい朝鮮学校は無償化しなくていい、反日の中韓とはもう断絶した方がいいのかも」なんて考えている可能性がある。つまり右翼でなくても今の人たちは「ややウヨっているのがデフォルト」になっているとしか考えられない。無論、日本の右傾化に反発する人々も居るわけだが、それは少数派だろう。
万一このゲームを復活させた場合、その「ややウヨった人たち」及び「バカウヨ」どもに「刺さる」可能性が高い。そして「天皇にまつろわぬ神を倒し、天皇と大日本帝国を護るライドウは素晴らしい。やはり大日本帝国と天皇は偉大だ。彼を見習って天皇嫌いの『反日』日本人と在日を排除しよう。そして次は、ライドウが中韓を滅ぼすようなゲームを作るべきだ」などと、あからさまな中韓ヘイト言説を垂れ流す者も現れそうだ。私はそれを懸念しているからこそ、ライドウは好きだが『超力兵団(Soulless Army)』及び続編、『ライドウ』シリーズ復活に反対し続ける。