2021年12月8日水曜日

真珠湾攻撃はこのゲームでは描かれないが、将来確実に起きるし、「当時は無謀とは思われていなかった戦争」へと突入するのだよ…

真珠湾攻撃から80年…


今日は真珠湾攻撃から80年ということだ。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の未来を垣間見れるラストダンジョン(以下ラスダン)ではこれは描かれないにせよ、東京大空襲や原爆投下の描写がある以上、真珠湾攻撃も確実に発生するのだし、その責任は天皇守護組織「超國家機関ヤタガラス」、及び配下のライドウにもあるのだ。

無謀な戦争? 当時はそう思ってなかったのでは…?

後世では、「アメリカに勝てもしないのに日本は無謀な戦争をした」とよく言うけど、当時の日本ではそうは思われてなかったのでは無かろうか。「日露戦争や日清戦争に勝てたのだから、アメリカにも勝てる」と思い込んだ人々も多かったことであろう。
そして『超力兵団(Soulless Army)』の世界は、史実の戦前日本より科学力が高い設定になっているようなので、このゲームの世界ではその「日本はアメリカにも勝てる」という思い込みが現実となっていた可能性もあるのだ。まあ、ラスダンの描写を見る限りではそれは無かったのだろう。
ただ、製作者は初めはそういう「高い科学力のお陰で日本がアメリカに勝った」ことをラスダンで描くつもりで「史実の日本より科学力が高い」設定にしたのでは…、という可能性はある。ミリオタにはありがちな妄想。でもさすがに「そのような未来描写にすると、若者の歴史観を歪める恐れがある」として、実際のゲームでは破棄したのかも知れない。