2021年8月16日月曜日

全国戦没者追悼式に今の天皇が出てきて「平和への思い」は言っても「自分の祖父が原因で大勢の人が殺された」とは言わない。ヤタガラス関係者は戦没者を追悼しないだろうが、ライドウは…?

全国戦没者追悼式で天皇が出てきたが…


昨日執り行われた「全国戦没者追悼式」で、天皇が出てきて「平和への思い」「戦没者への追悼」を述べていたが、本心からそう言っているのかどうかは分からないね。「戦没者に哀悼の意を捧げる」程度のことしか言わず、彼の祖父・昭和天皇が原因で、大勢の人が殺されたことについては絶対に触れないからね。
本気で戦没者を追悼するならば、「我が祖父の言動により戦争が起こり、多くの人々が殺されたことを心よりお詫び申し上げる」ぐらいのことは言うべきだ。

ヤタガラスは絶対に戦没者を追悼しないだろう…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2)の天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)は、戦後は恐らく廃止されているだろうが(モデルが国家神道だし…)、戦後になってもヤタガラスに関わっていた者らは「我々が天皇を護ってきたことが原因で、多くの戦没者を出したことをお詫び申し上げる」とは絶対に言わないだろう。奴らは結局、「神聖な存在である天皇」さえ生き延びてくれればそれで良かったのだろうし。大日本帝国は滅んだけど。
そしてライドウは、戦後何を思うのだろうか。彼も多分戦争に行かされることになるだろうが、無事に生きて日本に帰ったとして、焦土と化した東京を見たら絶望するだろうな。鳴海探偵社だって無事かどうかは分からないし、鳴海や朝倉タヱだって生き残っているかどうかは分からない。もしかするとこう思うかも知れない。
「私は…、東京を護ることが使命だったはずなのに…。だが、ヤタガラスの命令で天皇を救った結果こうなってしまったのだ…! 『ヤタガラスに従うことが東京を護ること』では無かった。ヤタガラスを滅ぼしておけば、東京を空襲から護ることが出来たに違いないのに…!」
彼は、元ヤタガラス関係者が戦没者に詫びないとすれば、怒りを覚えるだろう。そして自ら全国戦没者追悼式に出席し、「私は東京と人を護るという使命を持って、ヤタガラスに仕えてきた。しかしその結果、東京が空襲により焦土と化し、沖縄戦も勃発し、原爆が二度も落ちて大勢の人間が殺され、日本が一度滅んでしまった。そのことを心よりお詫び申し上げる」と語るのか?