2021年8月18日水曜日

北朝鮮を敵視し、朝鮮学校も「反日教育をしている! 北朝鮮と繋がっている!」と攻撃し差別するような日本では、『ライドウ(Raidou)』シリーズは本来出してはいけないゲームだったのでは…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

北朝鮮に対する経済制裁によって苦しんでいるのは市民なのだが…

日本政府はミサイル問題や拉致問題などでやたらと北朝鮮を敵視し、経済制裁を続けるが、それによって善良な市民が苦しめられていることは考えていないのだろう。北朝鮮は確かに怖い国かも知れないが、経済制裁ばかり続けて歩み寄ることすら出来ないのでは何も解決しない。
同時に、日本では朝鮮学校に対する差別が続いている。「高校の授業費無償化の対象に朝鮮学校を含めないのは差別」と訴えても退けるような国だ。
国が朝鮮学校を差別するのは「北朝鮮と繋がっている! 反日教育をしている!」と言いがかりを付けているから。北朝鮮と繋がっていて何が悪いというのか。歴史の事実を教えることのどこが「反日教育」なのか。

こんな国では『ライドウ』シリーズは「出すべきでは無かった」作品なのかも…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の敵将・宗像が第伍話で語る言葉を思い返してみよう。

「よいか、ライドウ、よく今の国家を考えてみよ。大多数の民衆は貧困にあえぎ、一部の権力者だけが富を得る。国家は次々と都合の良い政策を打ち出し、弱者を抑圧していく…。おかしいとは思わんか? 本来、国は弱者の味方となるもの。それがこの国では昔から違っていた…。天津の神々に、多くの者が討伐されていったという歴史があるのだ」

宗像のセリフは、ある意味では在日韓国人の言葉のようにも思われる。「天津の神々に、多くの者が討伐されていった」というのは、かつての日本が天皇の名の下に韓国を制圧し、植民地として韓国人たちを抑圧したことの暗喩にも聞こえる。
「国家は次々と都合の良い政策を打ち出し、弱者を抑圧していく…。おかしいとは思わんか? 本来、国は弱者の味方となるもの。それがこの国では昔から違っていた…」というのも、戦後、北朝鮮と朝鮮学校を敵視し在日韓国人差別を続ける日本国家のことのように思えてくる。
こんな民族差別の横行する日本では本来、端的に言えば「大正天皇守護組織を味方にして、天皇にまつろわぬ『反日勢力』を倒す」のがコンセプトの『超力兵団(Soulless Army)』は「出してはいけなかった作品」だったのではないか、と私は思っている。だからこそ『ライドウ(Raidou)』シリーズ再生には反対するしかない。
もしも、『超力兵団(Soulless Army)』が現代を舞台としたゲームだったしよう。そうすると「現代の天皇を守護している組織が味方で、日本を破滅から護ることが目的のゲーム」になるのかも知れないが、敵は「日本にミサイルを撃ち込もうとする北朝鮮のエージェントたち」だったりして…。さすがにこんなゲームは「北朝鮮や在日韓国人への差別を煽る恐れがある」として発売出来ないだろうが、本来の『超力兵団(Soulless Army)』のシナリオも良く考えればそんな話なんだけど。

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