2022年6月5日日曜日

このご時世では「天皇と日本を救うために戦え」というゲームは悪影響が大きいだろう…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

好戦的な日本人の増えたこの時代…

ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、「日本も戦争をしよう」と企む政治家たちが日本には大勢居ることは分かっている。そういう奴らは「教育で愛国心を植え付け、お国のために死ねる人間を育て、憲法を改正して日本軍を復活させる」つもりなのだろう。

こんな好戦的な日本人が増えたこのご時世では、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)のような「大正天皇と大日本帝国を救うために戦う」ようなゲームは歓迎されてしまうかも知れない。そこが危険なんだよ…。

だからこそリメイク・配信等には反対なんだよ…

だからこそ、私は『超力兵団(Soulless Army)』と続編の復活(復刻配信・リメイク・リマスターなど全て)には全力で反対するしかない。

このゲームのテーマは「日本のために、天皇のために死ね」ということを美化・正当化するものとしか思えない。たとえ製作者はそういうつもりで作ったわけでは無くても、私にはそのようにしか見えない。実際に戦争の起きているこのご時世にこれを復活させると、そんな「忠君愛国」ゲームとしか捉えられない人が多いだろうし、青少年に対する悪影響もあるだろう。

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2022年5月14日土曜日

「お前の行動が朝鮮と台湾を苦しめているのだ」と言われて改心する『ライドウ対超力兵団』だったら見てみたかったのに…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

ヤタガラスに逆らう話だったらよかったが…

何度でも言うが『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2)のダメな点は「天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)に逆らうような展開が用意されていない」ところだよ。

ヤタガラスに従うことしか出来ないのは、要は差別制度である天皇制を認めろ、天皇が起こした戦争や植民地支配を支持しろ、というメッセージになってしまう。

「お前の行動が隣国を苦しめているのだ」と言ってくれれば…

敵の宗像や伽耶に憑きし者さえも、「お前が大日本帝国の首都と天皇を守護していることが、日本に支配されている朝鮮や台湾の人々を苦しめているのだ」と言うことは決して無い。

むしろ私は、宗像か伽耶に憑きし者にそう言わせたい。そしてライドウ自身も、自分の行いが隣国を苦しめていることを知って改心し、ヤタガラスと日本を滅ぼす方に回る…、という話だったら見てみたかったのだ。

しかしそんな話にしなかったのは、右翼の抗議を怖れたためだろう。

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2022年4月21日木曜日

『ライドウ対超力兵団』の第七話は、青少年向けゲームでは決してやってはいけない話だ! 戦争と植民地支配の正当化、天皇崇拝の美化だからだ!

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

第七話はメガテン史上前代未聞の…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2)の第七話を改めて確認したが、本当に酷い話だった…。ここで改めて批判しておこう。第七話のあらすじはこうである。

ライドウの上司である鳴海が海軍によって人質に取られる。彼をこれ以上苦しめないために、日本守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)の命令で「大正天皇としか思えない」日本にとって重要な御方を敵の呪いから救わなければならない。しかもそれに逆らうことは出来ない…。

これは、天皇を「神聖なる神の子孫」として扱い、天皇崇拝を美化し、天皇の名の下に行われた植民地支配や侵略戦争を正当化することにも繋がる、メガテン史上…、いやテレビゲーム史上前代未聞の問題作であり、青少年向けゲームではやってはいけない話だ。そして反天皇制の者の怒りを買い、在日の人や韓国人、中国人たちを傷つけるものでもある。このシナリオを何の疑問も無くこなしてしまえる人間は、無意識のうちに天皇崇拝をしているのだ!

ヤタガラスの者みんなやっつけてしまえ!

第七話のモブキャラのセリフで「怖い顔して、嫌なことでもあったのかい?」というのがあるが、確かに私は怒りを覚えた…。ただし、それは「鳴海を人質に取られたこと」では無く、天皇を救えと命じられたことへの怒りである! この辺が製作者の認識とはズレている。製作者は「鳴海を人質に取られたことに怒るだろう」と思ってこのセリフを入れたのだろうが、反天皇制の者は「日本軍の大元帥・天皇を救わされること」に怒りを覚えるのだ。

定吉と話すと「帝都に居る大切な人を思うのなら我々に協力しろ」といったことを言うが、鳴海のことを大切だなんて思わないプレイヤーも居るのに、一方的なことを言う…。定吉は大嫌いだから、早く戦争にでも行って二度と帰って来るな!

天皇に呪いをかけたヒトコトヌシを倒すと、「高貴な声が聞こえる」というメッセージが出るが、これはヤタガラスの使者の声のことだ。これは、ヤタガラスの関係者はやはり「高貴な身分の天皇」と関わっていることを暗示しているのでは無いだろうか。

ライドウよ! 私の望みはお前がヤタガラスを裏切り、ヤタガラスの使者も定吉も、葛葉とヤタガラスの関係者も全てやっつけて、葛葉とヤタガラスを崩壊させ、天皇制も大日本帝国も滅ぼしてしまうことだ! お前なら必ずやってくれるだろう! 私の中では彼こそが帝都の破壊者なのだから…! さあ、早く行け!

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2022年4月8日金曜日

ファンタジーRPGなら「滅私奉公」でもいいけど、『ライドウ対超力兵団』の世界観でやったらただの右翼ゲームじゃん…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

滅私奉公強要ゲーム

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(アトラス。PS2)で一番問題なのは、「大正天皇と大日本帝国を護るために己を捨てろ」と強要する、ゲームの基本コンセプトそのものだよ。
このゲームの第七話を見れば分かるはずだ。あれは「大正天皇を救うために己を捨てて奉公しろ」と、天皇と日本守護の右翼(笑)組織・超國家機関ヤタガラスに命じられる話だから。

ファンタジーRPGは大抵滅私奉公ゲームではあるが、大日本帝国を舞台にしてしまうと…

でも、よく考えると日本製の大半のファンタジーRPGは「滅私奉公ゲーム」ではあるよね。今時のものは必ずしもそうでは無いのかも知れないが(オープンワールドものとか)、ファミコンやスーパーファミコン時代あたりに流行ったものは大抵そうだ。
初代『ドラゴンクエスト(DragonQuest)』(ファミコン他。エニックス[現スクウェア・エニックス])だって「世界を破滅から救えと王様に命じられる」ゲームだから、まさに滅私奉公強要ゲームである。初代『ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)』(ファミコン他。スクウェア[現スクウェア・エニックス])しかり、『シャイニングフォース・神々の遺産』(メガドライブ。セガ)しかり。
だけど、これらはあくまでも架空のファンタジー世界だからこそ「勇者になって世界を救うなんて、現実では決して出来ないことをやってみたいな」と思うユーザーが多いから受けたのであって、これと同じコンセプトを「実在した『大日本帝国』という、『侵略ばかりしていた悪の帝国』でやってしまう(いくら架空の日本とはいえ)」のは、どうしても受け入れられない人、反発する人、右翼ゲームだと批判する人も多く出てくることぐらいはアトラスも理解出来るはずだろうに…。

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2022年3月16日水曜日

「日本はアジア解放のために戦争をした」という右翼の言説が『超力兵団』の世界では現実になっていそうなのが危ういんだよ…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

「日本はアジアを解放するために戦争をした」という歴史修正

右翼やネトウヨの歴史観では「大日本帝国は侵略戦争などしていない、自衛戦争かアジア解放のための戦争しかしていない」ことになっているらしい。無論これはただの歴史修正であり、実際の日本は「天皇の名の下に」侵略戦争を繰り返していた。目的は「天皇を父とし、世界を一つの家にする『八紘一宇』」達成のためだった。「天皇は神なのだから、アジアを支配していいのだ」というフィクションに憑りつかれた末の傲慢さ…。

『超力兵団』の歴史観はヤタガラスに都合のいいものだから…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の世界観では「天孫降臨」も「神武東征」も現実になっている。つまり天皇は本当に「神」になってしまう。そしてこのゲームの歴史観は、国家と大正天皇守護の右翼組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)にとって都合のいいものになっているので、「日本はアジア解放のために戦争をしていた」という右翼の言説ですら、もしかしたら現実になっている可能性はあるわけだが…。少なくとも、天皇崇拝思想を持つに違いないヤタガラスの中ではそうなっているはず。そのヤタガラスの味方をするのは、「日本は侵略などしていない、アジア解放のための戦争をしているのだ」という言説を支持することと同じだ。やはりこのゲームは右翼好みの「天皇ファンタジー」に溢れており、右傾化する今のご時世では危う過ぎる…。

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2022年3月2日水曜日

現実の日本も危ういかも知れないのに『超力兵団』のような右翼ゲーム(笑)の復活希望なんて何を考えているんだ? 現実が見えていないのか?

 

(※画像はイメージです)
(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

『超力兵団』発売から16年…

今日は『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の発売から16周年である。これについてはこちらでも書いた。

祝(…なのかぁ!?)!『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』発売16周年!

しかしこれに乗じて、『超力兵団(Soulless Army)』及び続編のリメイク希望とか、『ライドウ(Raidou)』シリーズ新作を…とか言っている者も見かけるようになったが(と言っても昔から居るが)、この際だからはっきり言うと「もう、そんなこと言っている者はいい加減早く消えて…」としか…。

今の社会情勢が分からないのか?

今の社会情勢は、ロシアのウクライナ侵攻により非常に不安定だ。日本すらこの先どんな危機があるかは分からない。そしてこれに乗じて「日本を護るために憲法を変えて軍隊を作ろう」とか「子どもたちの愛国心を育てよう」などと言う右翼も現れているだろう。
こんな状況に『ライドウ(Raidou)』シリーズ…、特に「天皇に逆らう者を倒して日本を救う右翼ゲーム」である『超力兵団(Soulless Army)』が相応しいと言えるか? いや、言えないだろう! このゲームを利用して「ライドウのように日本を護る若者を育てて戦争に備えよう」なんて言い出す右翼が現れないと誰が言えるか? 私はそれを危惧しているからこそ『ライドウ(Raidou)』シリーズ復活には反対する。

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2022年2月16日水曜日

日本人として生まれた以上過去からは逃れられないのだが、それを無かったことにしようとする奴が問題なんだよ…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

「自分の祖先は残酷なことはしてない」って? それは嘘だね!

日本の歴史修正主義の右翼やネトウヨは「我々の祖先は残酷なことなどしていない」と思い込みたいのだろうが、残念ながらそれは嘘だ。直接聞いたことが無いだけで、あんたらの祖父、曽祖父も大抵は戦争に行ったはずだ。そして人殺しや「慰安所」の利用などもしてきたはずだろう。
日本人として生まれた以上、その祖先の罪から逃れられない。しかしそれを受け入れられない者にとって、右翼の書く歴史修正主義本は「心地いいもの」だからこそ売れてしまうのだろう。だがその悪習は断ち切らねばなるまい。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の第拾話で鳴海が言う「…馬鹿な、何千年もの昔の恨みなんて、今の俺たちには関係ねぇだろ!」も、まさに「過去の日本人の罪から逃れたい者が書いたセリフ」としか思えない。こんなセリフのあるゲームは今の時代には復活させたくない。

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2022年1月14日金曜日

「世界に誇る皇室」…? 差別制度を世界に誇ってどうする?

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

右翼と保守の常套句

右翼と保守の常套句として「世界に誇る皇室」というのがあるが、天皇制は身分差別制度で女性差別なども包括しているのに、それを「世界に誇って」どうするよ…、と思う。むしろ世界の恥では無いのか? 外国人もつられて「皇室は素晴らしい!」とか言ってたりするけど…、天皇制の本質を知ればそんなことは言えないはずなのに…。ただのサービストーク?

そしてヤタガラスもまた…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)に出てくる天皇守護組織・超國家機関ヤタガラスもまた、「皇室は世界に誇るもの」と思っているに違いない。そのような考えでなければ、第七話で大正天皇としか思えない人物を救えとは言わないはずだから。
このゲーム自体が、実は「皇室と天皇制は世界に誇るもの」ということをアピールするために作られた、と考えても別におかしくは無かろう。そうでければ「トホカミエミタメ」なんて「天皇が唱えるとされる祝詞」が出てくるはずも無いし(最終話参照)。

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2021年12月30日木曜日

ライドウは平和主義者? それはヤタガラス配下を辞めてから言うことだな!

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

ヤタガラスは天皇を守護している、ということは…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の主人公・ライドウは、帝都を護っているから平和主義者なんだろう…、と思う者は多いのかも知れないが、それは間違っている。なぜなら、大正天皇を守護している「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)の配下であるからだ。
日本軍の大元帥たる大正天皇を守護するとはどういうことか? 天皇が戦争を始めると言い出せば、それに逆らわないことを意味している。だから、ライドウもそれに従うってこと。ヤタガラス配下を辞めない限りは。

真の平和主義者ならヤタガラスに仕えることはしない!

よくよく考えれば、ライドウが真の平和主義者であるならば、初めから天皇守護組織ヤタガラスに仕えることはしないはず。むしろヤタガラスとは敵対する存在であるべきだ。大元帥・天皇を護るヤタガラスに仕えながら「私は戦争に反対する平和主義者だ」と言うのはペテンでしか無い。自らヤタガラスを滅ぼしてからそう言うのならばいいのだけど。

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2021年12月11日土曜日

ちゃらんぽらんな鳴海にライドウを預けるべきでは無かったと思うが、それが実はヤタガラスの思惑だったとすれば…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』や『リラックマ』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

なぜ鳴海に預けたのか…?

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の話だが、鳴海のようなちゃらんぽらんな男はライドウの保護者には相応しくない。何しろスクナヒコナに対して「昔のことは今の俺たちには関係無い…」なんて言うような奴だぞ? ネトウヨか? 歴史修正主義者か? はっきり言って教育に悪い。

実はそれこそがヤタガラスの思惑だった?

ただ、鳴海の元にライドウを預けたのは超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)の思惑なんだろ? とすると、実はそれこそがヤタガラスの狙いだったんだろうか。「過去の侵略戦争のことなんて今の若者が気にすることは無い」などと言ってしまうようなちゃらんぽらんな男の方が、大和侵略者・神武天皇の子孫(大正天皇)を守護しているヤタガラスにとっては都合が良いのは確かだろう。
逆に「過去の侵略のことは今の若者も背負わなければならない」と言えるような立派な大人は、ヤタガラスにとっては目障りだからな…。ヤタガラスとしてはそのような人間にライドウを預けたくなかったから、無責任男の鳴海が相応しかったのかも知れない。

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2021年12月8日水曜日

真珠湾攻撃はこのゲームでは描かれないが、将来確実に起きるし、「当時は無謀とは思われていなかった戦争」へと突入するのだよ…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

真珠湾攻撃から80年…

今日は真珠湾攻撃から80年ということだ。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の未来を垣間見れるラストダンジョン(以下ラスダン)ではこれは描かれないにせよ、東京大空襲や原爆投下の描写がある以上、真珠湾攻撃も確実に発生するのだし、その責任は天皇守護組織「超國家機関ヤタガラス」、及び配下のライドウにもあるのだ。

無謀な戦争? 当時はそう思ってなかったのでは…?

後世では、「アメリカに勝てもしないのに日本は無謀な戦争をした」とよく言うけど、当時の日本ではそうは思われてなかったのでは無かろうか。「日露戦争や日清戦争に勝てたのだから、アメリカにも勝てる」と思い込んだ人々も多かったことであろう。
そして『超力兵団(Soulless Army)』の世界は、史実の戦前日本より科学力が高い設定になっているようなので、このゲームの世界ではその「日本はアメリカにも勝てる」という思い込みが現実となっていた可能性もあるのだ。まあ、ラスダンの描写を見る限りではそれは無かったのだろう。
ただ、製作者は初めはそういう「高い科学力のお陰で日本がアメリカに勝った」ことをラスダンで描くつもりで「史実の日本より科学力が高い」設定にしたのでは…、という可能性はある。ミリオタにはありがちな妄想。でもさすがに「そのような未来描写にすると、若者の歴史観を歪める恐れがある」として、実際のゲームでは破棄したのかも知れない。

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2021年11月27日土曜日

製作者は「ヤタガラスに共感して欲しい」と思ってこのゲームを作ったのではないのか…?

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

ヤタガラスは戦争と植民地支配を推し進める立場である…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)に出てくる味方組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)は、大正天皇としか思えない人物を守護しており、さらに「日本を霊的な力で守護する」設定である。
しかしこのゲームをプレイすれば分かるが、ヤタガラスはどう考えても怖ろしい組織だ。よく考えてみるがいい、天皇を守護するとはどういう意味があるかを。そう、天皇が始める戦争(「聖戦」)と、近隣国の植民地支配を積極的に推し進めることだ。

まさか「ヤタガラスに共感しろ」とでも…?

製作者としても、過去の『メガテン』に出てくる架空宗教「メシア教」のように、「ヤタガラスは一見良さそうでも、実は怖ろしいもの」として描きたかった節はあるのだろうが、過去の『メガテン』とは異なりヤタガラスに従う展開しか用意していないのはおかしい。日本と天皇を護らない話を入れると右翼に襲撃される恐れがあるからなのか。
実は、製作者は「ヤタガラスに共感して欲しい、国を護ることは素晴らしいと感じて欲しい」と思って作ったのではないのか、とも思える。そうだとしたら、いったい何を考えているのか。
だいたい、ヤタガラスに共感出来るのは天皇好きの右翼だけだというのに…。やはりこのゲームは右傾化した今の日本には相応しくないものだ。

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