2021年8月27日金曜日

昭和天皇の側近であった軍人・阿南惟幾は切腹して裁きを免れたのだが、もしヤタガラスに「天皇陛下にお詫びするために自刃しろ」と命じられたらどうするのだ?

阿南惟幾は自刃したため裁かれなかったが…


2015年の映画『日本のいちばん長い日』(原田眞人監督、半藤一利原作)でも描かれているが、昭和天皇の側近であった軍人・阿南惟幾は終戦当日に切腹して死亡したため、東京裁判で裁かれることは無かった。もし自刃していなかったら、彼も囚われて裁かれ死刑になっていたかも知れない。彼が自刃したのは「天皇にお詫びするため」だろう。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の世界でも阿南惟幾はきっと存在するだろうけど、やはり終戦当日に切腹するのだろうか。

もしヤタガラスの上層部から自刃を命じられたらどうする?

『超力兵団(Soulless Army)』の主人公・ライドウの味方をするのは大正天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)なのだが、このゲーム上の将来でも確実に「昭和天皇」が即位する日が来るだろう(ゲーム上では大正時代が延ばされているが)。そして天皇が代替わりしてもなお天皇守護を続け、「聖戦」(天皇の戦争)を支持することになろう。
そして日本が戦争に負けたらどうなるのだろう。もしかしたら、ヤタガラスに関わった者には「天皇陛下にお詫びするため、全員自刃しろ」と、上層部より命令が下る可能性はある(その後上層部の者も自刃するかも知れない)。無論、ライドウでさえも例外では無い。万一そんな事態になったら、ライドウはどうするのか? 命令に従うか、あえて逆らって生き延び、ヤタガラスを抜け出すのか…。