2021年12月30日木曜日

ライドウは平和主義者? それはヤタガラス配下を辞めてから言うことだな!

ヤタガラスは天皇を守護している、ということは…


『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の主人公・ライドウは、帝都を護っているから平和主義者なんだろう…、と思う者は多いのかも知れないが、それは間違っている。なぜなら、大正天皇を守護している「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)の配下であるからだ。
日本軍の大元帥たる大正天皇を守護するとはどういうことか? 天皇が戦争を始めると言い出せば、それに逆らわないことを意味している。だから、ライドウもそれに従うってこと。ヤタガラス配下を辞めない限りは。

真の平和主義者ならヤタガラスに仕えることはしない!

よくよく考えれば、ライドウが真の平和主義者であるならば、初めから天皇守護組織ヤタガラスに仕えることはしないはず。むしろヤタガラスとは敵対する存在であるべきだ。大元帥・天皇を護るヤタガラスに仕えながら「私は戦争に反対する平和主義者だ」と言うのはペテンでしか無い。自らヤタガラスを滅ぼしてからそう言うのならばいいのだけど。

2021年12月11日土曜日

ちゃらんぽらんな鳴海にライドウを預けるべきでは無かったと思うが、それが実はヤタガラスの思惑だったとすれば…

なぜ鳴海に預けたのか…?


『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の話だが、鳴海のようなちゃらんぽらんな男はライドウの保護者には相応しくない。何しろスクナヒコナに対して「昔のことは今の俺たちには関係無い…」なんて言うような奴だぞ? ネトウヨか? 歴史修正主義者か? はっきり言って教育に悪い。

実はそれこそがヤタガラスの思惑だった?

ただ、鳴海の元にライドウを預けたのは超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)の思惑なんだろ? とすると、実はそれこそがヤタガラスの狙いだったんだろうか。「過去の侵略戦争のことなんて今の若者が気にすることは無い」などと言ってしまうようなちゃらんぽらんな男の方が、大和侵略者・神武天皇の子孫(大正天皇)を守護しているヤタガラスにとっては都合が良いのは確かだろう。
逆に「過去の侵略のことは今の若者も背負わなければならない」と言えるような立派な大人は、ヤタガラスにとっては目障りだからな…。ヤタガラスとしてはそのような人間にライドウを預けたくなかったから、無責任男の鳴海が相応しかったのかも知れない。

2021年12月8日水曜日

真珠湾攻撃はこのゲームでは描かれないが、将来確実に起きるし、「当時は無謀とは思われていなかった戦争」へと突入するのだよ…

真珠湾攻撃から80年…


今日は真珠湾攻撃から80年ということだ。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の未来を垣間見れるラストダンジョン(以下ラスダン)ではこれは描かれないにせよ、東京大空襲や原爆投下の描写がある以上、真珠湾攻撃も確実に発生するのだし、その責任は天皇守護組織「超國家機関ヤタガラス」、及び配下のライドウにもあるのだ。

無謀な戦争? 当時はそう思ってなかったのでは…?

後世では、「アメリカに勝てもしないのに日本は無謀な戦争をした」とよく言うけど、当時の日本ではそうは思われてなかったのでは無かろうか。「日露戦争や日清戦争に勝てたのだから、アメリカにも勝てる」と思い込んだ人々も多かったことであろう。
そして『超力兵団(Soulless Army)』の世界は、史実の戦前日本より科学力が高い設定になっているようなので、このゲームの世界ではその「日本はアメリカにも勝てる」という思い込みが現実となっていた可能性もあるのだ。まあ、ラスダンの描写を見る限りではそれは無かったのだろう。
ただ、製作者は初めはそういう「高い科学力のお陰で日本がアメリカに勝った」ことをラスダンで描くつもりで「史実の日本より科学力が高い」設定にしたのでは…、という可能性はある。ミリオタにはありがちな妄想。でもさすがに「そのような未来描写にすると、若者の歴史観を歪める恐れがある」として、実際のゲームでは破棄したのかも知れない。