2021年8月15日日曜日

私はライドウが好きだからこそ、過酷な現実から目を背けたくない。大正時代に甘い夢しか見られない人はライドウのファンになって欲しくないね!

 

(※画像は筆者のコレクションより。イメージです)

あえて過酷なことを書く理由は…

繰り返すが、私は『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2)の主人公・ライドウ(Raidou)のことは好きだけど、このブログや別のブログ(はてなブログ)では結構過酷なことも書いている。戦争のこと、植民地支配のこと、このゲームでは無かったことになっている関東大震災や朝鮮人虐殺のこと、天皇制が持つ差別性、不敬罪、特高など。
それには何か理由があるのか、と問われるならば、「ライドウが好きだからこそ、史実の戦前日本の過酷な面から目を背けたくないし、他のライドウファンもそれを受け入れて欲しい」と思っているからだ。

大正ロマンに夢を見てるだけの人はライドウに関わって欲しくない

このゲームのテーマには「大正ロマン・大正モダンをゲーム上で再現すること」(このゲームは大正時代が延長している設定なので、本当は「昭和初期の再現」と言った方が正しいけど)も含まれるのだろうけど、大正ロマン・大正モダンはあくまでも「大正時代の一面を切り取っただけのもの」であることは知って欲しい。実際は過酷な時代であった(明治時代だってそうだ。政府はやたらと明治礼賛したがるけど)。
大正ロマン・大正モダンに夢を見るのは結構だが、現実のことも正しく知って欲しい。夢を見ているだけで過酷な現実から目を背ける人はライドウのファンになって欲しくない。特に歴史修正主義や嫌韓・嫌中にハマっている人は…。