2021年7月30日金曜日

ライドウ(Raidou)が本来どんなキャラクターかを知ってもらいたいのだが、しかしこのシリーズは復活させたくない…

 『真・女神転生3ノクターン HDリマスター』でしかライドウを知らない人も増えたことだろう…

近年発売された『真・女神転生3ノクターン HDリマスター(Shin Megami Tensei III: Nocturne HD REMASTER)』(PS4、Nintendo Switch、Steam。元はプレイステーション2のソフト。以下『メガテン3リマスター』)では、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(PS2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)及び続編の主人公・ライドウ(Raidou)がゲスト出演しているのだが(Steam版は追加コンテンツを買わないと出てこないようだが)、今となっては「『メガテン3リマスター』はプレイしたけど、ライドウが主演のゲームは知らない」人も確実に増えたことであろう。
私としては、「『メガテン3リマスター』でのライドウしか知らない人たちに、ライドウは本来どんなキャラクターかを知って欲しい…、実は大日本帝国と天皇を護るような人物だということを…。単に『大正ロマンを思わせること』だけが中韓で問題視されるわけでは無いってことを…」と常々思ってはいるが、かといって今でもプレイしやすいように『ライドウ』シリーズを復刻することには断固として反対する立場なのである…。嫌韓・嫌中・歴史修正主義が蔓延るきな臭い今の日本では、たとえ「出したところで買う人は少ない」としても復活すべきじゃないから。

だからこそ私のブログを見て欲しいと思っているのだけど…

だからこそ、本来のライドウを知らず、今更PS2ソフトをプレイする気も無い人のために私はブログを書き続ける。とりあえず、何度もこのブログで書いて来たのだが、「『メガテン3リマスター』でしかライドウを知らない人向け」に説明しよう。ここではあえて前作『超力兵団(Soulless Army)』の方だけにする。

このゲームは架空の1931年の大日本帝国を舞台としている(元号は架空の「大正二十年」となっているが)。ライドウは大正天皇と日本を守護する組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)に仕えるデビルサマナーであり、帝都(東京)を守護する使命がある。
ゲームの本編は、「大道寺伽耶」という令嬢が誘拐されたことから始まるのだが、「ヤタガラスの命令で大正天皇(天皇とは呼ばれないが明らかに天皇である)を命がけで救わないといけない」話があったり(断ることは出来ない!)、「天皇にまつろわぬ者たちを倒す」展開もあり、最終的には「帝都を破壊しようとした黒幕」を倒して日本と伽耶を救うことになる。

だいたい、この説明だけでも「このゲームは天皇家や天皇崇拝を称賛しているようにしか見えない。ライドウは天皇と大日本帝国のために戦っている国粋主義の人物なのか。当時日本に植民地支配されていた韓国や台湾のことは考えられないのか…。天皇制が身分差別制度であることにも気が付かないでいるのだろうか…」と、勘のいい人なら分かるだろう(バカウヨどもはむしろ歓迎するだろうがそれがヤバいんだよ…)。『メガテン3リマスター』でしかライドウを知らない人が『超力兵団(Soulless Army)』をやると結構ショックだと思う。特に国粋主義や軍国主義、天皇制を嫌う人であれば尚更であろう。