2021年7月23日金曜日

「天皇守護組織ヤタガラスを滅ぼすようなゲームは国辱もの」だと言われるかもって? それは逆では無いのか?

なぜヤタガラスを滅ぼすような話にはしないのか?

何度も書くが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)は「戦前日本が舞台で、大正天皇を守護する組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)が味方であり、ヤタガラスの命令で天皇を救ったり大日本帝国を救ったりする」のがコンセプトのゲームである。
このゲームではヤタガラスを滅ぼすような行動は取れない。しかし、日本を戦争へと導いた「国家神道」がモデルとしか思えないこの組織を滅ぼさない限りは、本当の意味で日本を救うことは出来ないのに、なぜヤタガラスを滅ぼすような話にはしなかったのか? 過去の『女神転生(Megami Tensei)』シリーズであれば、「主人公が所属する組織を滅ぼす」展開もあったのだが…。

天皇守護組織を滅ぼす話だと「国辱ゲームだ」と言われるから?

これは「天皇を守護し大日本帝国を護っているヤタガラスを滅ぼすような話にすると、右翼から『これは国辱ゲームだ』と抗議される恐れがあるから」、ヤタガラスを滅ぼす展開を入れることは出来なかった、とも考えられる。
だが、私に言わせてもらうと、このゲームのような「大日本帝国の悪行(侵略戦争、植民地支配など)を覆い隠すような世界観とストーリーを持ち、差別制度である天皇制を支持する組織を味方とするもの」を世に出し、さらに海外展開もする方が余程「国辱もの」だと思う。日本の右翼が歴史修正主義にハマり、それを世界に喧伝して日本の恥をさらしていることと似ている(世界では日本の歴史修正主義は通用しないのだが)。
今の日本の事情(歴史修正主義や嫌韓・嫌中の蔓延、右傾化)を鑑みると、やはりこの『超力兵団(Soulless Army)』及び『葛葉ライドウ(Raidou Kuzunoha)』シリーズを再び世に問うことには反対するしかない。
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