2021年8月12日木曜日

このゲームは「製作者の思い描いたイメージ」と、「私が思うイメージ」が違いすぎるんだよなぁ…。あと『真・女神転生V』の謎の人物は…?

製作者が思うこのゲームのイメージは「昭和の特撮映画」なんだろうか…

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の製作者は、多分「昭和に作られた、明るくてちょっとバカっぽい特撮映画」が好きで、それっぽいゲームを作りたかったんだろうな、と思う。
だけど、はっきり言うとそれは失敗しているよ…。私が思うこのゲームのイメージとは相当ギャップがある。私が思う『超力兵団(Soulless Army)』のイメージは「天皇をまつろわぬ者を倒し大日本帝国と天皇を護るという、天皇家・天皇崇拝称賛、大日本帝国美化、戦争美化、植民地支配正当化ものであり、また非常に暗くねっとりしたおぞましいものを感じる、グロテスクでアングラで陰湿な右翼向け作品」なんだよ…。部分的には「バカっぽさ」は確かにあるが、その「陰湿でおぞましきイメージ」の方が勝ってしまっている。

『真・女神転生V』に出てくる謎の人物、お前は誰だ?

余談だが、いずれ発売されるであろう『真・女神転生V(Shin Megami Tensei V)』(Nintendo Switch)に、『超力兵団(Soulless Army)』のライドウと似た軍人らしき男が出てくるのが気になっている…。あれは少なくとも十四代目ライドウではないとは思う。私が好きなのは十四代目ライドウだけだよ…。
真相はともかくとして、それにしても今の戦前回帰しつつあるきな臭い今の時代に、よくこんな「軍人っぽい、きな臭い雰囲気のキャラクター」を出そうと考えたものだ…。これじゃあミリタリーものや大日本帝国を嫌う人からは警戒されるのに。アトラスは今の時代を警戒していないようだな! 私は非常に警戒しているからこそ、右翼ゲームと言われかねない『ライドウ(Raidou)』シリーズ復活には反対するしかない。