2021年4月21日水曜日

今の時代にライドウが再び生まれてくると不幸になるだけだ…

ライドウのことは大好きだけど…

私が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)の復刻に反対しているのは、「このゲームが嫌いだから」ではない。むしろ大ファンで、主人公のライドウは私が知っている全てのゲームキャラクターの中で最も好き、と言い切っていい。
だが、好きであるがゆえにこのゲームの復刻等には反対せねばならない。その理由とは…。

今再び生まれると「嫌韓のネット右翼に利用されてしまう」から

理由は、今の日本は「歴史修正主義、嫌韓、嫌中、韓国ヘイト、中国ヘイト、ヘイトスピーチ、在日韓国人差別」などがまかり通っていることと関係がある。
今の世の中は、韓国人が日本を少しでも批判すると「韓国うるさい、面倒くさい、関わらない方がいい、韓国とは断絶せよ」などとほざくネット右翼が大量に湧いてくるし、「日本にのみ都合良く近現代史を修正した本」、「嫌韓本(韓国ヘイト本)」などもベストセラーになっていたりする(『マンガ嫌韓流』シリーズ、『反日種族主義』、『日本国記』などが代表格だろうか)。
こんな時代に、「天皇守護の超國家機関ヤタガラスに仕えて、天皇にまつろわぬ者を倒し、大日本帝国(言い換えれば「国体」)を護っているライドウ」が再び生まれてくると、ネット右翼たちに好きなように利用されかねない。つまり「天皇に仕えるライドウが、生意気な韓国をやっつけてしまえ。そういう新作も作れよ」などと言い出すネット右翼が確実に現れる、ということ(今までも一部に居たのかも知れないが)。
それはライドウにとっては不幸なことでしかない。だからこそ私は、好きだけれども『超力兵団』及び続編の復刻には反対している、というわけ。