2022年4月8日金曜日

ファンタジーRPGなら「滅私奉公」でもいいけど、『ライドウ対超力兵団』の世界観でやったらただの右翼ゲームじゃん…

 

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

滅私奉公強要ゲーム

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(アトラス。PS2)で一番問題なのは、「大正天皇と大日本帝国を護るために己を捨てろ」と強要する、ゲームの基本コンセプトそのものだよ。
このゲームの第七話を見れば分かるはずだ。あれは「大正天皇を救うために己を捨てて奉公しろ」と、天皇と日本守護の右翼(笑)組織・超國家機関ヤタガラスに命じられる話だから。

ファンタジーRPGは大抵滅私奉公ゲームではあるが、大日本帝国を舞台にしてしまうと…

でも、よく考えると日本製の大半のファンタジーRPGは「滅私奉公ゲーム」ではあるよね。今時のものは必ずしもそうでは無いのかも知れないが(オープンワールドものとか)、ファミコンやスーパーファミコン時代あたりに流行ったものは大抵そうだ。
初代『ドラゴンクエスト(DragonQuest)』(ファミコン他。エニックス[現スクウェア・エニックス])だって「世界を破滅から救えと王様に命じられる」ゲームだから、まさに滅私奉公強要ゲームである。初代『ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)』(ファミコン他。スクウェア[現スクウェア・エニックス])しかり、『シャイニングフォース・神々の遺産』(メガドライブ。セガ)しかり。
だけど、これらはあくまでも架空のファンタジー世界だからこそ「勇者になって世界を救うなんて、現実では決して出来ないことをやってみたいな」と思うユーザーが多いから受けたのであって、これと同じコンセプトを「実在した『大日本帝国』という、『侵略ばかりしていた悪の帝国』でやってしまう(いくら架空の日本とはいえ)」のは、どうしても受け入れられない人、反発する人、右翼ゲームだと批判する人も多く出てくることぐらいはアトラスも理解出来るはずだろうに…。

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