2021年5月20日木曜日

ここまで露骨な「天皇崇拝称賛ゲーム」は前代未聞であろう

はっきり言って 『超力兵団』は「天皇崇拝称賛ゲーム」である

何度でも書くが『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)は、「大正天皇を守護する組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)」が味方」であり、「ヤタガラスの命令で大正天皇を救わなければならない」話もあるゲームだ。
まず、この設定とストーリーだけでももう「このゲームは天皇崇拝を称賛するような内容だ」「天皇家を神聖なもの、守護すべきものと描いている内容だ」と気が付くのではないだろうか。

ここまで露骨に天皇家を賛美するようなゲームは恐らく今まで無かったであろう

以前も書いたように、家庭用ゲーム機で正式に日本で発売されたゲームで「戦前または戦中の大日本帝国が舞台で、日本を救うのが目的のゲーム」であれば『超力兵団』以前にも既に存在していただろう。だがその手のゲームでさえ恐らく「天皇家称賛、天皇崇拝称賛」的な描写は避けていたのではないだろうか。それは恐らく「大日本帝国は天皇を崇拝したせいで戦争を招き、滅びてしまったから」、「昭和天皇は戦犯だと主張する人も居るから」、「天皇制は身分差別制度のため称賛出来ないから」、「天皇嫌いの人もプレイする可能性があるから」、「かつて日本に攻め込まれた中韓などから問題視されやすいから」といった理由で避けられてきたのだと思う。しかしこの『超力兵団』では今までは避けられてきたであろうその「天皇家称賛、天皇崇拝称賛」を露骨に表現したゲームである。

なぜ天皇賛美描写を入れたのか?

なぜこの『超力兵団』に「天皇崇拝を賛美するかのような描写」を入れたのか? はっきり言うと、このゲームのストーリーはそんな描写が無くとも成立するものである。憶測だが、「製作者の中に天皇崇拝者、戦前美化論者が居る」可能性があると思う。
書店に置いてある本の中には、「天皇家を称賛するようなもの」も結構あるのは事実である。ただ、それらは「天皇家が好きな人しか手に取らない本」であるから、それは別に構わないと考えている。だがこのゲームは「天皇好きだけがプレイするもの」では無い。メガテニストの中には天皇制を嫌う者も確実に居ると分かっていながら(少なくとも私はそうだ)、「天皇家や天皇崇拝を称賛する内容」にしてしまったことは大問題である。
私は、天皇崇拝を賛美する『超力兵団』及び続編の復刻には大反対する。ライドウは好きだけど!
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